お知らせ

日本透析医学会 学術集会・総会に参加しました
2023年06月20日

2023年6月18日(日)神戸コンベンションセンターにて
第68回日本透析医学会 学術集会・総会が開催されました。
当院の血液浄化センターのスタッフが学会発表のため参加しました。

発表概要
演題「4年間の足観察」<2018年~2022年>
目的:①足観察に積極的に介入して、下肢切断を減らす
   ②フットケアスクリーニング項目と生存率に関係があるかを検証する
対象:2018年6月に外来通院されていた患者194名
期間:2018年6月~2022年10月
年齢:平均 72.3歳
方法:毎月のチェック表に基づき足観察、異常所見に対してはABI検査や治療を行った

結果に基づき考察とまとめ
・スタッフや医師が積極的に介入することによって下肢切断数が減少する可能性が示唆されたため、今後も積極的に足観察を実施していく。
・足観察と冠動脈疾患・脳血管疾患の高リスクも考慮し、心エコー検査、足関節上腕血圧比(ABI)、頸部血管エコー検査などの全身循環器系スクリーニング検査も必要であると感じた。

泰玄会病院 血液浄化センター  田中・森
      腎臓内科 村瀬正光   
      循環器科 宇佐美覚