お知らせ

「ALSを併せ持つ透析患者を多職種で支える」をテーマに発表を行いました
2025年06月28日

6月28日(土)、第70回日本透析医学会学術集会・総会(大阪)にて当院の看護師が以下の内容で発表をしましたのでご紹介します。

【発表内容】筋萎縮性側索硬化症(ALS)を併せ持つ一人の透析患者さんと出会いました。
その患者さんは人工呼吸器を装着しない選択をしました。ALS症例は在宅療養がメインとなるが透析が障害となりました。
透析患者の受け入れ可能な施設は少なく, さらに呼吸管理の必要な患者の受け入れは極めて困難となります。
病院-患者・家族と話し合いを重ね尊重し聴きながら病院が受け皿となり, 家族-診療科-透析-病棟-訪問看護-福祉の多職種で支援することで透析を最期まで継続することができたのは有益でした。
経過でエンドポイントを考える場面が多々あり, 揺れ動く患者・家族の意思決定を支援することの重要さを学ぶことができました。