困った時に相談ができるソーシャルワーカー・看護師がいます
医療相談室・入退院調整室でのご相談内容

突然の病気治療がはじまるとき
思いもよらず身に降りかかってくる病気。
突然、治療が必要となったけど、病気のことだけでなく、仕事やご家族のことなど心配が募ります。
また、治療を受けるにはどのくらいの医療費が掛かるのか。
受診・入院が長く続くと、生活費の不安を抱えることも。
病気を患うことで、あたりまえに営んできた日常生活が一変することがあります。
今、そしてこれからの生活について相談ができる窓口がある
実際に入院治療となり、リハビリもしているが、病気になる前のように歩いたり、自分のことが出来ない。
自宅に帰っても、玄関、トイレやお風呂など段差が多い。
また一人暮らしや、高齢夫婦のみなど、身の回りの事が十分できないかもしれない。
通院治療が続くが、車の運転も出来ず、公共交通機関も近くにない。家族は離れて暮らしており、どうやって通院をしたらいいか。
退院後も、点滴、注射、痰吸引、創処置などが病状から継続的に必要となってしまった。
さらには、病状やご家庭の事情から、介護施設入所を考えたいがどうしていいか分からないなど、多くの悩みや不安を抱えることがあります。
患者さん、ご家族だけではどうしていいか分からない時に、相談ができるソーシャルワーカー・入退院調整看護師が相談窓口になります。

お困りのことがございましたら、ソーシャルワーカーにお気軽にご相談ください。
これまで住み慣れた場所での生活を応援します
何から相談していいか分からないことも
まずは、患者さん・ご家族の抱える悩みや問題をお聞かせください。
「何でもご相談下さい」と言われても、「何から相談していいかも分からない」と時々お聞きすることがあります。
「こんなことに困っている」。「こんなことが心配」。
と、まずは率直に仰って頂ければ、そこを糸口に課題を一緒に整理することから始めます。
むしろ課題が患者さん・ご家族だけで整理できないから困っている方が多いのです。
大切な家族のことだから
時々、身内のことなので、自分達で何とかしなくてはいけないと、ご家族を大切に思う気持ちが強い方に出会うこともあります。
患者さんも、家族に支えられる以上に嬉しいことはないはずです。
一方で、家族だけでは抱えきれなくなりつつあり、「心配だな」と思うことがあります。
また、身内のことを第三者に相談するのは気が引けると言う方もあるかもしれません。
「少し聞いてみたいだけだが・・・」とお声掛け下さい。
ご助言や、アドバイスだけをさせて頂くことも構いません。
当然、お聞きした相談内容については、守秘義務があり、不必要に第三者に漏らすことは一切ございません。
解決方法は、ご本人・ご家族の意向に沿って医師をはじめ専門職と一緒に考えます
具体的な課題が明らかになってきたら、その解決策を考え、患者さん・ご家族が望む医療・介護を受けたり、ご希望する日常生活が営めるよう支援いたします。
医師をはじめ、看護師、リハビリスタッフ、薬剤師、地域連携室担当者など院内の多職種と細やかな連絡調整を図ります。
また、かかりつけ医や、ケアマネジャーなど、地域の医療介護事業所との情報交換など、患者さん・ご家族の希望に添って住み慣れた場所での生活を応援します。
具体的には、介護保険制度の申請手続きのご案内や、具体的な利用まで。
退院をする前に、自宅に手すり設置や、段差解消などの住環境を整えるための調整。車椅子、介護用ベッドなど介護用品の準備。デイサービスに通うことや、ホームヘルパーさん、訪問看護師さんに引き続きケアを受けられるようにすることもできます。
在宅介護を支えるレスパイト入院の相談窓口も担います
レスパイト入院は、介護者の休息のことです
地域包括ケア病棟では、在宅介護をサポートするために、一時的な入院の相談を受け付けています。
ご自宅での介護を続けて行くには、介護者の休息も大切です。お休みをとらずにずっと緊張の糸を張り詰め続けることは、心身ともに大きな負担になります。
また、医療的ケアの内容によっては、介護保険上のサービスであるショートステイの利用が難しい場合があります。
そう言った場合、一時的な入院としてレスパイトを行っています。
対象患者さんは
病院と言う特徴を活かし、医療的ケアを必要とする患者さんが対象です。
具体的には、医師や看護師による痰の吸引、在宅酸素、人工透析など医療的ケアを欠かすことのできない患者さんに、一時的にご入院頂くことができます。

介護者の助けになります

入院期間
レスパイト入院の期間は、15日以内です。患者さん・家族のご希望やご都合をお聞きし、ベッドの調整いたします。
3ヶ月前からご相談ができます。
介護者のお出かけなどの場合は、前後1日ずつ余裕を持たせて入院期間を設定したり、介護疲れや体調不良の場合は、最長15日をはじめ、長めに希望を受ける事が多いです。
繰り返し利用することもできますが、医療保険上の制限もあります。
ご利用方法
レスパイト入院申込書
ご利用の流れ
(相談・申込みから入院・退院まで)

入院当日
入院当日は、北棟1階 受付にお越し下さい。
車椅子など必要な方につきましては準備し、移動をお手伝いいたします。

準備用品
入院時に必要となる衣類・タオル・オムツなどの日用品に関して、日額(一日単位)でレンタルする仕組みがありますので、詳しくはこちらをご覧ください☛ レンタル品のご案内
また、衣類などご持参される場合には、下記を参考にご準備下さい。
尚、一部売店での販売もありますのでご活用ください。持ち物には名前をお書きください。
準備するもの | 目安(1週間分) | レンタル |
□ 寝衣(寝巻き・パジャマなど) | 3セット | ○ |
□ 肌着 | 3セット | ○ |
□ 靴下 | 3セット | ○ |
□ パンツ | 3セット | ○ |
□ フェイスタオル | 3枚 | ○ |
□ バスタオル | 2枚 | ○ |
□ 靴やスリッパ | 歩きやすいもの | × |
□ 電気カミソリ | 必要に応じて | × |
□ 湯飲み(プラスチック製) | 割れないもの | ○ |
□ 歯ブラシ、歯磨き粉、義歯入れ、義歯洗浄剤 | ○ | |
□ ボディソープ、シャンプー、リンス | 入浴や体拭きで使用 | ○ |
□ ティッシュ | ○ | |
□ イヤホン | テレビを視聴される方 | × |
□ 健康保険証など一式 | ||
□ 認め印 | ||
□ 診療情報提供書(紹介状) | 初回のみ | |
□ お薬、栄養剤、お薬手帳 | ・入院日数分 ・胃瘻(ボタン式)の方は専用接続チューブ |
|
□ その他個別に必要な物 |
食事
病状などに合わせて準備いたします。
どのような形態が召し上がり易いなどお教え下さい。
洗濯
ご家族などへお願いしておりますが、洗濯業者さんに依頼をすることもできます。
入院時に確認し、途中で変更も可能です。
入院費の目安
基本的な入院費の仕組みは、
入院費 = 医療費 + 食事代 + その他雑費 となります。
加入する保険、負担割合、入院日数などにより医療費は変わります。
また、心身障害者医療費受給者証、後期高齢者福祉医療受給者証、限度額認定証などの提示により、医療費・食事代の自己負担額も軽くなる場合があります。詳細はお問い合わせください。
お問い合わせ
名 称 | 泰玄会病院 医療福祉相談室・入退院調整室 |
TEL | 0586-61-2121(代表) |
FAX | 0586-62-2611(直通) |
msw@lime.ocn.ne.jp (医療福祉相談室) taigen-cns@titan.ocn.ne.jp(入退院調整室) |
|
ご相談時間 | 月~土 / 8:30~17:00 お近くのスタッフにお声掛け下さい お電話、メールでのお問い合わせもできます |
よくあるご質問
患者さん・ご家族、
かかりつけ医・ケアマネジャー・訪問看護師の皆さまなどより
お問い合わせの多い内容です。
基本的な利用方法
家族からの相談もできますか
泰玄会病院に受診したことはありませんが利用できますか
どれくらい前から相談ができますか
主な介護者が急な病気で介護が難しくなったのですが当日から利用できますか
15日までと聞きましたが、1泊2日、2泊3日でもよろしいですか
入退院時の移動方法はどのようにするといいですか
準備用品所持品
紹介状(診療情報提供書)は必要ですか
繰り返しレスパイト入院を利用されている方については不要の場合もございますので、ご相談ください。
入院期間中の薬は病院で出して頂けますか
胃ろうから栄養入れていますが、持っていくものはありますか
衣類・タオル・オムツ等の貸出しはありますか
自身でリハビリパンツ、オムツの履き替えと、後処理できる方については持ち込みも可能です。